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ニュース不可解~ロシア外相~領土交渉前向き

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今朝次のようなニュースを読んだが、さっぱり要領を得なかった:
 
≪ ロシア外相、北方領土「4島すべてが交渉対象になる」
TBS系(JNN 413()618分配信

 ロシアのラブロフ外相は訪日を前に会見し、北方領土問題をめぐる協議について、「北方領土の4島すべてが交渉の対象になる」との考えを明らかにしました。

 「4島すべての帰属を完全に明確にすることが我々の目的だと確認している」(ラブロフ外相)

 ラブロフ外相はこのように述べ、北方領土の帰属問題を巡って「4島すべてが交渉の対象になる」との考えを明らかにしました。

 ラブロフ外相は15日に東京で日ロ外相会談を行い、大型連休中には安倍総理がロシアを訪問する予定で、それを前に具体的な領土交渉についてこれまでより前向きな姿勢を示した形です。

 しかし一方で「平和条約についての話し合いは領土問題に絞るべきではない」と従来の考えも繰り返し、北方領土問題の解決を条約締結の前提条件にする日本側をけん制しました。(1305:17

最終更新:413()817分 ≫
 
表現上は、ロシアが従来よりも日本側に好意的な態度を見せたように解釈されるのだが、内容的に何が日本側にとって前向きなのか、また、何故日本をけん制することになるのか、全く要領を得ない。
 
別系列のメディアにも、この件が報じられていた:
 
≪ ロシア外相 北方四島の返還、強硬姿勢を堅持
毎日新聞2016412日 2346分(最終更新 413日 0052分)
 【モスクワ真野森作】ロシアのラブロフ外相は12日、15日の訪日を前に日本や中国などのメディアのインタビューに応じた。日露平和条約問題に関して「領土の要求に帰着させてはならない。(日本が)第二次世界大戦の結果を受け入れなければ前進は不可能だ」と述べ、北方四島返還を認めない強硬姿勢を改めて示した。
 ラブロフ氏は「我々の目的は四島の帰属を明確にすることだ」と言及する一方で、1956年の日ソ共同宣言が最重要だと強調。同宣言では「日ソ双方があらゆる要求を放棄した」と主張し「平和条約問題はいわゆる『北方領土問題』と直接関係ない」と、従来の主張を繰り返した。
 北方四島を含む千島列島(ロシア名・クリル諸島)でロシアが進める軍備強化に関し、ラブロフ氏は「我が国の国境地帯であり、安全保障を確保する義務がある。この課題には今後も必要な注意を払っていく」と正当化した。
 一方、~~~。≫
 
これは解り易い。多分、両国政府間の従来の対立点を踏まえた記述になっているからだろう。専門家ではない一般の読者を想定するならば、このような書き方になるのが常識だろう。
 
それにしても、初めの方の記事を起草した人は、何者なのだろうかと思う。背景知識が無く、単純にロシア語を和訳した結果だろうか。チェックする係はいないのかな。チェックしても、背景知識が豊富過ぎると、それに合うように読解するから、当方のような戸惑いは感じないかも知れない。

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