ちょうどひと月前に宇宙膨張説への素朴な疑問を呈した（宇宙空間～膨張宇宙～反証可能性 2016/2/8(月)）。その後、重力波による空間の伸縮についても腑に落ちないと記した（重力波～空間～物体 2016/3/2(水)）。
宇宙膨張と空間伸縮は類似概念である。少なくとも当方にとっては本質的に同種の現象である。
宇宙膨張説に於いては、膨張する宇宙空間が全物体（天体）を、相対位置を保存しながら同一膨張率で引き離していく（運んでいく）と想定する。
重力波による空間伸縮の検出に於いては、物体は空間の伸縮には影響されないとの前提に立っているように思われる。
当管理人的には、両者の間に矛盾があるのだが、そもそも両者を同じ土俵に載せることがナンセンスなのだろうか。
運動する物体は縮むとか、その時間の進み方は遅くなるとか、特殊相対論の帰結も、この際気になることだ。上記空間の伸縮と併せ考える必要があるのかな。