当欄昨日の見出しに“地震雲”を載せたのは、些か唐突の観があった。実は、数日前から雲の形が気になっていた。と言っても、似非科学の信者ではない。単に、雲の形が印象に残ったに過ぎない。その時は“地震雲”など、頭の中には全く浮かんでいない。
そのすぐ後、“東京で地鳴り”がネットニュースで流れ、その中に“地震雲”も取り上げられていたので、さては、あれが“地震雲”なるものかと認識した次第だ。(地鳴りそのものは、本当に聞こえたのかどうか疑わしいようだった。)
“地震雲”を信じないとは言うものの、完全否定する根拠も有しない。ただ、地震を予知した実績が提示されていないので、多分、似非科学なのだろうと思われる。
もう十年以上も前のことだが、知人の某氏が“地震雲”は確かにあると熱心に主張したことがあった。ある程度具体的に予報を知らせてきたことがあった。驚いたことに、その予報に当て嵌まるような時期、所で実際に地震が起きた。
勿論、時間や場所はピンポイントで予報されず、かなりの幅を持たせているので、偶然、まぐれ当たりとも言える。大体、地震など、規模を問わなければ、国内だけでも毎日何回も発生している。やはり、地震の規模、日時、場所が絞られないような予報では、予知の名に値しない。
今日のニュースで≪〔地震〕青森県南部町で震度5弱、津波の心配なし≫というのがあった:
“気象庁によると、11日15:26頃、青森県三八上北地方を震源とするM4.6の地震があり、青森県南部町で震度5弱の揺れを観測しました。”
東京の地震雲と関連付けるのは無理だろうな。