昨日、都心でランチタイムコンサートを聴いた:
オペレッタ「メリー・ウィドウ」抜粋
ミュージカル名曲
“オペラ座の怪人”から THINK OF ME
MUSIC OF THE NIGHT
“レ・ミゼラブル”から I Dreamd a Dream
オペレッタ“こうもり”から 「シャンパンの歌」
相原、中西どちらも実力派の安定した歌いっぷりだった。申しぶんの無いソプラノの相原だが、オペラで活躍するには声量がやや少ないように感じられたのは、ご本人が実力全開ではなかったのかも知れない。
その点、中西の方は、声の器に自信があるようで、強弱や息の長さを誇示していた。彼は、また、演技にも熱心で、名優ぶりを発揮していた。
お二人の美声に酔った勢いで、きょうはボランティア・グループの高齢者在宅サービスセンターへの訪問コンサートに参加した。管弦5、キーボード、指揮各1の総勢18名(ほど)が約30名の聴衆に迎えられた。
本番1時間前からリハーサルだったが、頼りのバイオリニストさんがなかなか現れず、連絡も取れず、登録されている電話番号に伝言を残したりして、気もそぞろのリハーサルだった。
ご本人は途中からの練習に間に合ったのだが、留守電からの応答が怒りに満ちていたようで、“バカヤロー”と怒鳴られたそうだ。番号の登録誤りで、無関係の相手さんが何度も間違い電話を掛けられ、頭に来ていたようだ。
渦中のバイオリニストさんはケロッとしていて、周囲が振り回されているところなど、芸術家としては大物なのかも知れない。