新年おめでとうございます。
早速の仕事始めは、年末に繙いた≪旧制高校寮歌保存会編「寮歌は生きている」(1966)≫で興味を惹いた次の二つの外国曲の素性捜しだ。
四高 「ああ燎原に火は燃えて」緒方亮輔/R.N.マッキノン、佐々木文平
一高水泳部歌「狭霧はれゆくあかつきの」末弘厳太郎/C.N.Gluck、加福均三
先ず、外国人作曲者名を検索したが、どちらも空振りであった。特に、R.N.マッキノンは皆目見当が付かない。
C.N.Gluck については、グルックならば結構耳に馴染んだ音楽家名なので検索し直し、C.W.Gluck のミスプリだろうと判断した。
実際、≪詠歸会編「向陵駒場寮歌集」(2010)≫では、水泳部部歌C.W.Gluck となっている。
KOH/ryoka26.html 東大駒場博物館)では、水泳部部歌 C.N.Gluck であ
る。こちらは、一高同窓会の解散後、アーカイヴとして引き継いだもので、
博物館としては手を加えていないとのことである。
しかし、その先へ進むことが出来ない。日頃クラシック音楽を鑑賞する習慣が無い悲しさ、寮歌のメロディーをなぞっても、肝腎の元歌候補のストックが無い。
残るは、安直に解説本を参照するだけだ。図書館休み明けに探索を再開しよう。