来週と更にそのひと月後と、二つの本番を控えて要員2名喪失の激震に見舞われた当会、一時は出演キャンセルの気分濃厚だったが、何故か不死鳥の如く蘇り、既定方針通り発表会に参加することになった。
最少人員となったので、伴奏要員もコーラスに加わり、いわゆるア・カペラで臨むことになった。これに応じて曲目の変更や各曲の歌い方なども見直した。今日の練習でほぼ見通しが付いた、と思ったのだが、帰宅して見落としが無かったかチェックしたところ、あった。
ア・カペラとは言うものの、絶対音感の無い我々、一曲ごとに始まりの音をピアノで出して貰わなければならない。専任のピアニストを置かないことにしたうえは、誰かが一々ピアノまで往復しなければならなくなる。時間の制約が厳しいので、これは避けたいところだ。
音取り用のチューナー(調子笛?)もあるが、それこそ一々取り出すのも見苦しそうだ。スマートな解決策を思いついた。明譜(楽譜持ち)なのだから、各自、歌い終わったばかりの音から、次の曲の歌い始めの音を辿り当てる事が出来る。それを軽くハミングしてお互いに確認し合えばよい。
勿論、事前に十分練習しておく必要がある。さて、理論通りにことが運ぶかな。世間では一般にどうやっているのだろう。絶対音感のあるメンバーが、客席に聞こえない程度に音出しする合唱団もあるとは聞くが。