神谷町でランチタイムコンサートを聴いた。我が通い馴れた幾つかの会場のうち、ここは最も騒音が大きく、些か興醒めするが、無料で聴かせて頂く分際では、贅沢は言えない。
弦楽器の響きを生かした三重奏 Popson Classic 出演:クリスタル・トリオ
1 グノー:アヴェマリア
2 エルガー:愛の挨拶
3 ハイドン:ピアノトリオ ト長調 第2楽章
4 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 作品72-2
5 プッチーニ:トゥランド 誰も寝てはならぬ
6 マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲
7 プッチーニ:ジャンニスキッキ 私のお父さん
8 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
9 ズィーツィンスキー:ウィーン我が夢の町
楽器構成はヴァイオリン、チェロ、キーボード(電子ピアノ?)で、真ん中に位置したチェリストが簡単な挨拶と曲名紹介を担当した。司会を専門に担当する者のいない形式はかなり珍しい。
全9曲のうち馴染みでないのは3,4の2曲だけだったから、全体にリラックスして楽しむ事が出来た。奏者は勿論プロの方々で、立派な演奏をして下さったと思うが、上述の通り騒音レヴェルが高いので、折角の繊細な音までは耳に届かなかった。腕や指の動きで想像するしかなかった。
あちこちのランチタイムコンサートでお見かけする常連客の方々がいらっしゃる。同好の士と言えば聞こえは善いが、複雑な心境だ。
ところで、今日のコンサートは“Popson Classic”と銘打っているのだが、どういう意味だろう。曲はすべてクラシックだから、クラシック(の奏法による)ポップスではない。??? まさかポピュラーなクラシックの名曲という積りではないだろうと思うが。