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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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歌って楽しむドイツ語~クリスマス歌曲~クイズ満点

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次のようなドイツ語ミニ講座に出てみた:
 
Lie(b)der auf Deutsch – 歌って楽しむドイツ語 東京ドイツ文化センター
クリスマスの4週間前の日曜日にアドヴェント(待降節)が始まると、クリスマス歌曲の時期になります。~~~キリスト教の歌曲といえば、ほかにも受難曲というジャンルもあります。合唱曲として作曲されたこれらの受難曲では、やはりキリストの受難の道のりが描かれています。 
 今回のドイツ語ミニ講座では、ドイツ語文化圏の民俗的遺産としてのクリスマス歌曲をテーマに、参加者のドイツ語の知識の程度に合わせて、日本語あるいはドイツ語で歌詞の説明や発音の指導をします。~~~ワインの香りとろうそくの灯りのもと、一足早くクリスマスの気分を味わいましょう。 
 
曲名(予定)
- Leise rieselt der Schnee
- Alle Jahre wieder
- Ihr Kinderlein, kommet
- Süßer die Glocken nie klingen
- Stille Nacht, heilige Nacht
 
建物を捜すのに手間取り、開始時刻に20分ほど遅れたが、未だ歌の解説に入っておらず、ホッとした。のも束の間、講師(初老ドイツ婦人)がドイツ語で喋ってばかりで、それも受講者に対するドイツ語歴の質問であると判り、心細くなった。辞書片手に読むことは出来るが、会話は全く出来ない。幸い、同じような人もいて、日本語でも喋って貰えると判り、またまたホッとした。
 
クリスマスの文化面を話題にしてかなりの時間が過ぎた。そろそろ歌えるのかと思ったら、音楽クイズで受講者の音楽的センスを試されることになった。ピアノで短い曲を7曲弾くので、どれがクリスマスの曲であるか判定せよというものだ。
 
この手の問題は、直感で迅速に判断しないと迷路に入り込むので、メモ用紙に1~7の数字を書き、曲を聴き終わるごとに〇×を付けた。それでも迷いの残るものには?を付けておいた。全7曲弾き終わて、講師が受講者(19名?)の回答を徴し、黒板に書き取った結果は次の通り:
 
曲  番     1   2  3  4  5   6  7
得  票     0  11  6  8  3  10  3
当管理人の直感      ?  ○         ○
 
結果的には直感が正しかった。最高得票を得た2番の曲に、当管理人も迷ったのだが、講師はその種明かしをしてくれた。これは、クリスマスの曲ではないが、神を歌ったものだとのことで、クリスマスの宗教的雰囲気に通じるところがあったのだ。
 
ところで、講師が何故このようなクイズを出したのか、その時は考える余裕も無かったが、今思えば、“ドイツでは、クリスマスに賑やかに踊ったり、パーティーを開いたりはしない”という彼女の言葉を音楽的に表現したものだったのだ。
 
そして、全く偶然なのだが、当管理人が正解を得たのは、“クリスマスの音楽は落ち着いた雰囲気に満ちている筈だ”という即席の判断基準によるものだった。アメリカ生まれのクリスマス曲には賑やかなものも多いから、この基準はヨーロッパでしか通用しないのだろう。
 
という訳で結構楽しんだ後、休憩となった。これをチャンスと、講師に教えて貰いたいことがあったのだが、ドイツ語をネイティヴ並みに話す初老日本婦人が彼女を離さなかった。近くに寄って、お二人に軽く会釈して当方の意図を察して貰おうとしたのだが、ご両人、気付いた筈なのにお喋りをやめなかった。
 
諦めて席に戻ったものの、急に受講意欲が失せて、そのまま退室した。ドイツ語で歌うと言う本来の目的を果たさなかったのは残念だが、資料は頂いたので、後はインタネット検索を活用して補完しよう。それにしても、あの日本婦人の意地悪そうな薄笑いが夢に出てきそうだなあ。
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