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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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ロシア人バリトン再来~ヴィタリ・ユシュマノフ~強靭な喉

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前にも聴いたことのある(2014/6/5()  2014/6/6() )ロシア人バリトンが再度同じ会場で歌うと言うので、いそいそと出掛けた。
 
《ロシアからの再来 届けるは日本の心(クラシック) ヴィタリ・ユシュマノフ》
 
益々の美男子振りで、気の所為か、声も一層立派に聞こえた。真面目な話、前回よりも本格的な、重厚なアリアなどを多く組んだのではないか。始めから出力全開の趣で、息切れを心配したが、最後まで力強く歌い切った。オペラ歌手なら当然のスタミナか。
 
 
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日本歌曲2曲はおまけのサービスと言ったところか。前回も書いたが、彼の日本語歌唱の完璧さには舌を巻く。しかもクラシックの発音法を土台にしているから、普通の日本人の言葉よりも立派に聞こえる。ところが、実は、会話には未だ不慣れなのだ。何しろ、ヨーロッパでも活躍しているそうだから。飽くまでも歌うためにマスターした日本語のようだ。
 
「浜辺の歌」は、彼としては初めて聴衆の前で歌うということで、断ったうえで譜面台を用意した。楽譜とにらめっこだから、さすがに迫力は無かったし、音程も一部気になった。それでも声の良さで拍手大喝采だから、アンコールにロシア民謡を1曲歌った。「ふるさと」(родина ローヂナ)だそうだ。
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