ロシア民謡「鈴は単調に鳴る」(指示待ち体質~賦活提案~男声四重唱 2019/7/27(土))を某グループで練習する前に、今日の当会例会で皆さんのご協力で試演してみた。僅か十分ほどしか時間を取れなかったが、ほぼ期待通りの感触を得た。
その過程で、図らずも、長調・短調の区分に関する当方の考え違いをピアニストさんから指摘され、大いなる衝撃を受けた。
「鈴は単調に鳴る」は言うまでもなく短調の曲であるとの前提で発言したところ、直ちにそれは間違いで、長調であると断定されたのだ。その論旨は明快で、音楽理論に基づいていた。主音から順次上がっていく音階が、全音、半音、、、、となっているのが短調で、、、というような趣旨であった。
それはその通りだろうが、、、?と当方は疑問を引き摺った。調号が同じでも、明るい感じの曲は長調であり、暗い感じの曲は短調であるというのが当方の単純な知識であったから、「鈴は~」の曲の印象からすれば、やはり短調ではないかと抗弁したのだが、その印象も外れていると切り捨てられた。
理論面のご指摘には抵抗する気は無かったが、曲の印象も否定されたのは意外だった。同じ曲でも、人によって印象を異にすることはあり得ることは認めるが、こうも極端に意見が分かれるとは驚きであった。
単調の曲を移動ド方式で読むと、始まりと終わりがミ又はラであるのが普通であると昔から思っているので、改めて「鈴は~」の主旋律で確かめると、始まりはミ、終わりはソ又はドであった。この点では、短調であるとの当方の印象は半分外れであるとも思える。