明2020年2~3月の発表会用の曲の一つに「美しく青きドナウ」"An der schönen blauen Donau"を選定して何か月も経った。適当な楽譜を探索したが、なぜか手の届くところには発見できなかった。どこにでも有りそうな有名曲なのに。
諦めて、ピアノ練習曲集やヴァイオリン・ソロ用人気曲集に所収の楽譜から転用して間に合わせようかと思っていたが、メンバーのFさんが友人から三部合唱譜のコピーを入手してくれた。
そのまま演奏すれば10分ほど掛かりそうで、長過ぎるので、三分の一程度に縮めることにした。
また、当初はドイツ語原詩のまま利用する積りであったが、外に10曲ばかり練習しなければならないので時間的に余裕が無いと判断し、日本語訳詞を採用することにした。
往生際が悪いのだが、ドイツ語に拘り、冒頭と終曲部には原詩の一節を付することにした。
縮約したり、ドイツ語部分を付加したりするため、楽譜の切り貼りを要する訳で、接合部が円滑に繋がるようにしなければならない。これを、楽譜上で伴奏まで含めて確認する能力は無いので、ピアノ担当のMさんに丸投げした。
ソプラノにして、ピアノも能くするMさんは期待に応えて見事な解決案を示してくれた。
これで全11曲の楽譜が揃ったので、残り半年、しっかり練習しよう。
それにしてもヴォーカル・メンバー4人とは、寂しい限りだ。発表会の度に助っ人さんを募った頃は、正規メンバー3人だけということもあった。