≪技能祭≫という行事があることを知ったのは2,3年前で、何となく気になっていたところ、今年は某コーラス教室参加者の一人がシンパらしく、2度にわたって宣伝したのに感化され、今日参観して来た。
職業訓練に特に関心がある訳ではなく、“先着150名にブルーベリー苗木進呈”のキャッチコピーに引っ掛かったと言うべきである。後れを取らず、目的を達するため、当方としては珍しい早目の時間の出発となった。
ところが、間の悪いことに、行程を遅らせるこまごまとした出来事が複数あり、会場に着いたのは11時をかなり回った頃であった。苗木の予定数量終了の事態も想定しながら、入り口の案内嬢に尋ねようとしたのだが、彼女はお友達と談笑中で、当方を視野に入れながらもなかなか対応する気配が無かった。
苗木狙いの下心が有って舌鋒が鈍っている当方、ひたすら待つこと数分、彼女たちの会話の中に“早い来場者の多くは苗木目当て、、、”とかの遣り取りが聴き取れたのをチャンスに口を挟み、漸く対応して貰ったところ、その案内嬢が最後の引換券を手にしていたのであった。
奇蹟的な幸運を大いに喜んだのは言うまでも無いが、後で考えるに、当方が案内嬢の対応を黙って待っている間に、同好のお客さんが横から問い掛けていたら、最後の苗木は持って行かれたのではないだろうか。
短気は感心しないものの、紳士的でおとなしいだけでは幸運を逃しかねないのも確かだ。
その幸運の苗木だが、精々二十センチほどかとイメージしていたのとは大違いで、八十センチほどもあり、当然枝も張り出している。その“ひとかどの”お荷物を提げてあちこち雑用に歩き回るのは一苦労であった。先月来、右の肩、腕を痛めており、思うように使えないのが辛かったが、愚痴はこぼせない。
施肥、水遣りなど怠らず、来年のブルーベリー収穫を夢見よう。実は十年ほど前、家人が結構上手に育てて食卓に上せたことがあったのだが、何故か1年限りで姿を消している。あまり話したがらない様子が感じられて、真相は藪の中だ。
(最近、画像の挿入機能が失われた。原因不明。偶に更新する seesaa のブログでは問題が無い。)