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≪アメリカ海軍ミサイル駆逐艦フィッツジェラルド(満載: 8,362 排水トン)が17日未明、航行中にフィリピン船籍コンテナ船「エーシーエックス クリスタル」(MV ACX Crystal(29,060総トン 39,565重量トン))と衝突、損傷し浸水、航行不能になった≫
フィッツジェラルドは、解説によれば、数百キロ先の敵を探知し、複数の敵に同時に対応する防衛システムを備えているという。そのような高性能の軍艦が、商船と衝突して航行不能となり、ミサイル防衛システムも使用不能となったらしいとは実に意外なことだ。
衝突した両者のどの部分がどんな角度で衝突したのかも、それぞれの損傷に影響するだろうが、相手の商船の方が遥かに大きい(トン数の基準が両者で異なるものの、大まかな比較は可能)とは言え、装甲の厚みでは逆に凌駕している筈だ。ミサイル戦には強くても、機械的格闘には弱いのか。
そもそも、軍艦というものは、母港に停泊中はともかく、外洋を航行中は常時、敵からの攻撃を警戒しているものではないのか。戦争中ではないから警戒システムはお休みしているなどとは考えられない。何故、むざむざ商船と衝突するに任せることになったのか、素人には理解不可能な事態だ。