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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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野上/下總「母の歌」 ~ 何 拍子? ~ 難解編曲

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今月の特養ホーム・コンサートは、当欄左上の看板下に記す通り、23(火)の予定である。コンサートでは毎回、その頃の記念日や年中行事に託けた歌を取り上げている。五月はその名目が沢山あるようだが、≪憲法記念日≫は仲間内であまり受けが良くなかったので、外すことにした。個人的には残念に思うが、止むを得ない。
 
代って、≪母の日≫に因む歌を三つ選んだ。その一つが、野上弥生子/下総皖一「母の歌」である(文部省唱歌。1943(昭和18)年2月文部省から発行された国民学校芸術科音楽の第5学年用教科書「初等科音楽」3に掲載)。
 
今月も伴奏者を得られなかったので、特製CDに合わせて3人で歌うことにしている。「母の歌」の音源は、数年前にインタネットで見付けてPCに保存しておいたものである。ソプラノの魅力的な声が気に入っているのだが、声の主は不明のままであった。
 

今回改めて検索した結果、≪童謡歌手・桑名貞子≫と判明した(サイトエムズの片割れによる)。近年まで現役歌手として活動されたようである。

 
素晴らしい音源であるが、いざそれに同期して歌おうとすると、大変に難しいことが判った。歌い出しのタイミングが掴めないのだ。初回は仕方ないとしても、3回、4回、、、、10回、、聴いても要領を得ない。集中力を欠くと反省して気を引き締めるも、芳しくない。
 
歌い出しが所謂“弱起”であることは明らかであった。通常の編曲であれば、前奏の末尾に特徴的なメロディーがあったり、テンポの変化で判ったりするのだが、それが感じられなかった。そもそも、何拍子であるか判然としなかった。四拍子で良さそうに感じられたのだが、どうもしっくりしない。
 
かなりの視聴回数を重ねて、漸く三拍子に落ち着いた。それでも緊張を保っていないと拍の位置が解らなくなる。伴奏に、素人解りのするアクセントが付いていないのだ。
 
とにかく、三拍子で弱起と確定したものの、桑名さんのの歌い出しには違和感が付きまとう。三拍子の3拍目から微妙に遅れている。しかし、原盤で聴いてみなければ確かなことは言えない。とにかく、この音源に合わせて歌わなければならない。
 
≪母の日≫は毎年5月の第2日曜日と決まっているそうなので、今年は514日だな。コンサートはその9日も後、賞味期限が気になる。
 
童謡「肩たたき」と竹久/小松「母」も歌う。

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