偶然耳にしたヴァイオリニスト松原勝也の名前をまたまた偶然に無料コンサートスケジュールに見付けた。これも何かの縁と心得て、聴きに行った:
28日(土)15:00~ 藝大6ホール 室内楽講座コンサート2016 無料
1 ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番ニ長調 Op.12-1
2 モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478
3 ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20
出演 松原勝也(Vn)、市坪俊彦(Va)、中木健二(Vc)、日剛(Hr)他修士室内楽専攻学生
このホールは、以前大合唱団の一員として練習にいそしんだ部屋ではないかと思うが、あまり自信は無い。改めて見回すと、結構立派な音楽ホールのようだ。ただし、椅子は折り畳み式のものを並べて使う。かなり窮屈に詰め込まれていたが、それでも入場し切れない人たちが場外席で、モニターで鑑賞していた。
演目3曲は馴染みの無いものばかりだった。睡眠防止のため、プログラムノートに記載された曲の諸元を自分の耳で確認するよう努めた。例えば、速度記号や拍子である。当方、リズムには滅法弱く、拍子を聴き取るのが苦手だ。
一つの曲が、3拍子にも4拍子にも聞こえることがある。実際に手を動かしてみると少しは解るような気もするが。二拍子と四拍子もなかなか判別し難い。きちんと教わったことが無い悲しさだ。
「3 ベートーヴェン:七重奏曲」の第2楽章は9/8拍子だと書かれている。これを感知するのは容易ではなかった。答えが9/8と判っているので、強引に二重3拍子構造として納得した。
こんなことに注意を向けていては、音楽を鑑賞しているとは言えないだろうが、寝入るよりはマシかとも思う。実際、寝ている人が散見された。