本邦初演かと記した「バケツの歌」(バケツの歌~米国学卒4人組~本邦初演 2016/3/14(月))は原語“There's a hole in the bucket, dear Liza, dearLiza,~~~”で歌われたと想定しているが、そのNHK日本語版の凡そが判った。
みんなのうた「バケツの穴」として1968年8月に初めて放送され、以後数回再放送、直近では昨2015年2-3月にも再放送された。全く知らなかったが、息長く歌い継がれていると見てよいのか。
英語原詩ではアホな男とまともな女との掛け合いで歌われるが、NHK版では子供同士あるいは男と子供の遣り取りになっているようだ。日本語詞はほぼ原詩に忠実な訳と思われた。短いメロディーの繰り返しによる単調さを避けるため、転調したりテンポを速めたりで変化を付けている。
面白い歌だからどこかで歌ってみたいような気になるのだが、やはり演出が必要かとも思われる。明治末年の日本人聴衆が英語原詩による重唱を喜んだのも、身振り手振りや小道具活用があったからではないかと想像される。
だとすると、同じ様に拍手喝采を狙うのはチト荷が重いか。