声出しの場として利用している合唱グループに男性が4,5人在籍しているので、男声四重唱をやろうと持ち掛けてみた。上手く行けばコンサートの出し物に採用する暗黙の了解も出来た。
曲は、いわゆるロシア民謡の「鈴は単調に鳴る」“Однозвучногремит колокольчик”である。
以前は「鐘の音は単調に鳴り響く」というような訳題で知られていた。歌詞の内容から、鳴るのは教会の鐘ではなく、馬車(あるいは橇)の鈴であるとのことなので、題と歌詞に修正を加えた楽譜を用意した。
短い歌だが、編曲の妙で、奥深い趣のハモリを醸し出せそうな気がする。鈴の音を“Ding”という擬音で表現することにした。原編曲では“Ding Dong”となっていたが、鈴の音に“Dong”は重々し過ぎると判断した。
指導者の指示を待つ癖の付いた人たち(特に女性)の集団だから、このような自発的取組に対しては白眼視する雰囲気があり、定例練習に便乗して音合わせなどするのに苦労するかもしれない。
いっそのこと、全員合唱の正規プログラムに組み込ませた方が利口かも知れない。男声四重唱の魅力は失せるが、混声合唱にもそれなりの良さはある。
特にこの曲の場合、擬音の“Ding Ding”の部分はハンドベルを当てる手もある。
ものになりそうな手応えを感じたところで、ロシア語ソロを仄めかすとどんな反応が出るだろうか。
更に後続の候補曲を予告したら、、、、?