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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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地域の文化祭 ~ 次善独善参加 ~ 傍迷惑発散

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昨日、今日と続けて地域の集会施設の文化祭(サークル発表会)にコーラスの一員として参加した。どちらのコーラス・サークルも当方の好みから少々外れるのだが、何も用事が無くてぶらぶら過ごすよりはマシだと思い、歌って来た。
 
昨日のサークルはカラオケ方式で、演目は「富士の山」、「みかんの花咲く丘」、「夏は来ぬ」の3曲。他愛の無い唱歌「富士の山」だが、前奏が風変わりで、歌い出しは検知できない。皆さん同じで、歌い出しが揃わないと困るからと、結局この前奏に慣れ親しんだ職員がこっそり合図を送ることで難曲(難局)を切り抜けた。
 
当方は悪い癖が出て、勝手にハモリを入れたところ、斜め前のおばさんが振り返り、不愉快丸出しに睨みつけて来た。身に覚えが有る立場だから、視線を外してやり過ごした。全体主義的国民性、いまだ健在と痛感する。
 
今日のサークルは異色で、演目は「朧月夜」と“An die Freude(ベートーヴェンの第九の「歓喜に寄す」のサワリ)であった。歌だけでなく、手足を使ったリズム遊びも取り入れるのが講師の趣味であり、その分、歌う時間が短い。子供のお遊戯じみた動作も面白くないし、撤退したい気分にもなるが、暇を持て余す苦痛よりはマシかと我慢しているようなありさまだ。
 
発表会ではなく、普通の歌う会でのこと、またまた異調並行唱をやってしまった。曲も、以前と同じ「シャボン玉」だった(異調並行唱童謡「シャボン玉」下方転調 2018/8/6()。ピアノはハ長調、当方はヘ長調というのも同じだった。
 
一般的にハ長調とヘ長調とに親和性があるのかどうか知らないが、強いて理屈を考えると、フラット(♭)1個だけのヘ長調は、ハ長調と音階の共通性が高いから、相互乗り入れが容易だと言えるのではないか。シャープ(♯)1個のト長調にも言えることだ。
 
加えて、低音が苦手の当方の特性もあり、自然とキーをヘ長調に上げて歌う方に流れるのではないかと想像される。ト長調では、最高音が2点トで些かきつくなるから、本能的に忌避するとも考えられる。
 
隣席のおばさんが、調子っぱずれの当方に呆れて逃げ出したのも尤もだ。
 
悪いことばかりでもない。以前、講師に「風に乗る」(曲岡本敏明)の楽譜を進呈していたところ、このほど準備が整い、独唱を披露してくれた。現役歌手として十分に通用するソプラノで朗々と歌い、喝采を博した。
 
次は、「早春賦」(曲船橋栄吉)を進呈してみよう。来年早春に聴かせて貰えるかな。譜読み違いでなければ、終曲カデンツァで High C 越えも期待される難曲なぞ、迷惑がられるか。

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