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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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D.ホロストフスキー ~ 闘病甲斐なく ~ 声の迫力

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朝刊の社会面をざっと見渡していて、下の方の訃報欄に目が留まった。
 
≪ロシアのバリトン歌手、ディミトリー・ホロストフスキー氏が22日、ロンドンで死去した≫
 
氏名をはっきりと覚えていた訳ではないが、印象の強い歌手であった。彼の「道」独唱が我が音源ライブラリーに収まっている。 
 
まだ若いはずでは、と思って記事に目を通すと、享年55とあった。なぜロンドンで、客死?と思ったが、記事によれば、ロンドン在住だったとのことだ。

ロシアから凄いバリトンが来演すると聞き、演奏会の模様をTVで視聴して、彼の迫力に驚いたのはいつのことだったか、記憶定かではないが、多分十年あまり前ではなかったか。彼の声のみならず、容姿の迫力も相俟って、「闘病」など夢想だに出来なかった。
 
改めて検索したところ、2年余り前に脳腫瘍と診断され、闘病中だったとのこと、全く知らなかった。
 

 ≪合掌≫


蛇足ながら、彼の名のロシア語表記は≪ДмитрийАлександрович Хворостовский≫なので、カタカナでは≪ドゥミトゥリー・アリェクサンドゥラヴィッチ・フヴァラストフスキー≫が近いようだ。

 
同じ頃にアンナ・ネトレプコの名も知ったように記憶する。ソプラノであるが、ホロストフスキーに対すると同じような印象を持った。彼女の舞台姿が高校音楽の教科書に載っている。まだ四十代後半だそうだから、当方にも生で聴く機会があるだろう。

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