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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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フェルマー素数 ~ 有限・無限探求 ~ キラク素数

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小島寛之「世界は素数でできている」にフェルマー素数が出てくる(p.52)。次のように定義されるフェルマー数のうち、素数であるものを指す:
 

Fn =  22n + 1nは自然数)で表される自然数(右肩の2n2nつまり2のn乗であり、 2nではない。言い換えると、≪2の<2のn乗>乗≫である。

 
実際にフェルマー数の値の最初の方をいくつか計算してみると、
F0 = 21 + 1 = 3
F1 = 22 + 1 = 5
F2 = 24 + 1 = 17
F3 = 28 + 1 = 257
F4 = 216 + 1 = 65537
F5 = 232 + 1 = 4294967297
F6 = 264 + 1 = 18446744073709551617

F7 = 2128 + 1 =340282366920938463463374607431768211457

(ウィキペディア)
 
このうち、素数であるものはF4までの5個だけである。F5以下は、かなりのところまで素数ではなく、合成数であることが確かめられており、素数は恐らく上記5個だけだろうと予想されている(らしい)。
 
このことは承知していたが、今回、数字遊びの虫が目を覚まし、何故フェルマー数の形が特別に研究されるのか気になり、別の形の数を調べてみたくなった。手始めに、次のような簡単なものを定義した:
 
Kn=3n+2
 
小さい方から並べれば、3、5、11、29、83、245、731、2189、6563
19685、59051、177149、、、、
 
赤字が素数である。素数の頻度は急激に下がるが、絶えることは無さそうに見える。
 
Knを当ブログに因み、「キラク数」と、そのうちで素数であるものを「キラク素数」と名付けよう。何か価値があるとも思えないが、もう少し探索してみよう。

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