某区立の集会施設で月1回開かれている歌の会にちょこっと参加して来た(無料)。今日で最後だと言う。年度末という意味ではなく、来年度は実施しないことになったと。出席の皆さん(老人ばかり)がええっと驚いた。講師(キーボード奏者)も離任の挨拶をした。
所長さんが事情を説明した。JASRACの集金攻勢が、とうとうこんな催し物にまで及んできて、1曲250円の支払いを求められ、それを支出する予算が無いので廃止せざるを得ないのだとのこと。
説明は端折ったのかも知れないが、“著作権の切れた歌も沢山ありますよ”と茶々を入れたら、所長さん曰く、“個々の作品の著作権状況までは私どもには調べきれませんから、、、。”この発言は本音を吐露したものと思われる。要するに、新たに面倒な仕事を被りたくないというサラリーマン(役人?)根性だ。予算要求も面倒なのだろう。
そう言えば、JASRACが音楽教室をも新たに集金対象として攻勢を掛けていることが最近話題になった。連中の飽くなき収奪欲は留まるところを知らない。老人たちのささやかな楽しみにまで集金の網を掛けて、結果的にその催しを抹殺することを自治体も政府も傍観するのだろうか。